ボルドーワイン格付けの歴史

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 ボルドーワインの格付けの歴史は古いのですが、特に有名なのが1855年、パリ万国博覧会のために行われた格付け。4年前のロンドン博覧会に対抗し、国をあげての大規模な格付けが行われたのです。第1級から第5級までの格付けのうち、栄えある第1級を得たのは、後の5大シャトーのうちの4銘柄。シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・マルゴー、シャトー・ラトゥール、シャトー・オー・ブリオンでした。

5大シャトーワインの誕生

 上記4銘柄に加え、1973年にシャトー・ムートン・ロートシルトが5銘柄目として新たに仲間入りを果たしました。以来、この5銘柄が「ボルドーの5大シャトーワイン」と呼ばれ、ボルドーワインの最高峰に君臨しています。     

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シャトー・ラフィット・ロートシルト

 5大シャトーワインの中でも最上位と言われるのが、このシャトー・ラフィット・ロートシルト。その奥深さは他のワインの追随を許しません。一見とっつきにくく、飲み頃を見極めるのが難しいあたりも、高嶺の花のようで神秘的です。ということで、特に玄人に人気が高いワインです。

シャトー・マルゴー

 その芳醇で華やかな味わいから、女王とも称されるシャトー・マルゴー。ルイ15世の寵姫であるマダム・デュ・バリ、ヘミングウェイ、マルクス主義のエンゲルスなどから愛されたワインです。もともとマルゴー村の地層はワイン栽培に非常にむいているのですが、それに加え、所有者たちのたゆみない努力によって生み出された、ボルドーワインの傑作と言えるでしょう。

シャトー・ラトゥール

 その名の通り「塔」(=フランス語でラ・トゥール)がラベルに描かれています。非常に力強い、男性的な味わいで知られており、PH値やアルコール度数が他のワインに比べると非常に高く、科学的にもその力強さは証明されています。チャップリンのお気に入りだったワインです。

シャトー・オー・ブリオン

 1550年のシャトー建設の由緒あるワインです。1855年のワイン格付けは、本来メドック地区のみの限定だったにも関わらず、このシャトー・オー・ブリオンだけはメドック地区外からエントリー、しかも第1級獲得といういわく付き。高い評価をもつこの銘柄を無視できなかったためで、このエピソードからもその実力の高さが読みとれます。早い時期に飲み頃を迎えるにもかかわらず、熟成がその後30年以上も続く、5大シャトーワインの中でも非常に息の長いワインです。

シャトー・ムートン・ロートシルト

 1855年の格付けでは惜しくも第2級でしたが、その後1973年に、5大シャトーの仲間入りを果たした唯一のワインです。重厚で華やか、力強い味わいが人気ですが、何といっても特徴はそのラベル!毎年、画家や著名人に依頼するラベルデザインは、コレクターも数多く存在します。ちなみに...2004年 チャールズ皇太子、1988年 キース・ヘリング、1975年 アンディ・ウォーホル、1973年 パブロ.ピカソ、1970年 マルク・シャガール、1958年 サルヴァドール・ダリ、1948年 マリー・ローランサンなど、その顔ぶれは豪華賢覧!1953年は100周年、2003年は150周年特別ラベルとなっています。